講師
イザベル・シアラヴォラは、コルシカ島アジャクシオで幼少期からパトリシア・ポルタル=ゴッツィの指導のもとでダンスを始める。才能を発揮し、フランス本土で行われたダンスのワークショップでクリスティアーヌ・ヴォーサールの目に留まり、1985年にパリ音楽院に入学。1988年には1等賞を受賞し、パリ・オペラ座バレエ学校の第2部門に進む。
1990年、18歳でパリ・オペラ座バレエ団のコール・ド・バレエに入団。1991年に四人組、1993年にコリフェ、2000年にスジェに昇進。その後、2003年にプルミエール・ダンスーズに昇格し、2009年4月16日、ジョン・クランコ版「オネーギン」初演でタチアナ役を演じた後、エトワールに任命される。同夜にはマティアス・ヘイマンもエトワールに任命された。
シャラヴォラはエトワールとしてエルヴェ・モローと特別なパートナーシップを築き、2009年秋に「ジゼル」のタイトルロールでデビュー。しかし、2010年3月に「イン・ザ・ナイト」のリハーサル中に足首を負傷し、9月まで舞台に復帰できなかった。その後、ローラン・プティの「ル・ランデヴー」でハイヒールを履く役で復帰するが、足首の状態が依然として不安定であったため、ポワントシューズでの復帰は見送られた。長い脚から「オペラ座の脚」と呼ばれることがあり、その正確な役柄の解釈と優雅で純粋な踊りが批評家から高く評価され、国内外の公演で活躍する。
2014年2月28日、「オネーギン」の公演をもってパリ・オペラ座の舞台から引退し、同年9月から母校であるパリ国立高等音楽・舞踊学校で教授として教鞭を執る。さらに、ダンスウェアブランド「バレエ・ローザ」の2013年コレクションをデザインするなど、オペラ座外でも活動を展開。
ロジャー・ヴァン・デル・ポールはポルトガルのポルティマンで生まれたポルトガル/オランダ出身のダンサー。リスボンの国立音楽院のダンススクールで2年間ダンス教育を受け、2003年にバレエ・グルベンキアンに入団し、オハッド・ナハリン、マリー・シュイナール、マウロ・ビゴンゼッティらの作品を踊った。2004年、芸術監督フィリップ・コーエンに招かれ、バレエ・ジュネーブ大劇場に加わり、2シーズンにわたり在籍。その後、2006年にネザーランズ・ダンス・シアター2(NDT 2)に入団し、2009年8月からNDT 1で踊り始める。このカンパニーで、彼はジリ・キリアン、ソル・レオン&ポール・ライトフット、クリスタル・パイト、ウィリアム・フォーサイス、ハンス・ファン・マネン、マルコ・ゲッケ、ヨハン・インガー、メディ・ワレルスキ、アレクサンダー・エクマンなど、多くの著名な振付家の作品を踊った。
世界中の劇場、チューリッヒ・バレエ、ノルウェー国立バレエ、パリ・オペラ座バレエ、ボリショイ・バレエ団、バイエルン国立バレエなどに招かれ活躍した。更に、クリスタル・パイトの『ザ・ステイトメント』をバンクーバーのバレエ・ブリティッシュ・コロンビアで再演したほか、オーストラリアン・バレエではレオン&ライトフット、マルコ・ゲッケ、クリスタル・パイトの『クンストカメル』を再演した。
また、NDTのレパートリーをハーグの王立音楽院で教え、2011年以降、NDTのサマーインテンシブやオープンスタジオでのレギュラー講師を務めるほか、ヨーロッパ、アジア、北中米のダンススタジオや学校でゲスト講師として教鞭を執っている。2022年には、オルソリナ28サマーインテンシブでゲスト講師を務めている。また、ベルギーのカンパニー、ピーピング・トムで『トリプティク: ザ・ミッシング・ドア、ザ・ロスト・ルーム、ザ・ヒドゥン・フロア』にゲスト出演し、NDTで創作した役を再び演じた。
最近では、ベルリン国立バレエでソル・レオンの最新作『スターズ・ライク・モス』の制作を補佐し、ノルウェー国立バレエでレオン&ライトフットの『ストップモーション』を再演した。また、2013年にはNDTのダンサー振付ワークショップ「スイッチ」の主催者として活躍し、その後もアメリカのプロジェクトベースのダンスカンパニー「chuthis.」の協力アーティストとなり、教育プログラムで講師を務め、振付家ピーター・チューの補佐も務めている。
2007年にアムステルダムのStichting Dansersfonds ’79から「Encouragement Award」を受賞し、2008年にはハンス・ファン・マネンの『シンプル・シングス』で「最も印象的なダンスパフォーマンス」賞を受賞。また、2008年のブダペストのワールド・スター・バレエ・ガラで観客投票により「最も人気のある男性ダンサー」に選ばれた。
2020年8月、フリーランスのアーティスト、教育者、ステージャーとしての活動を開始。ダンスと教育のキャリアに加え、彼は歌、演技、旅行、言語、料理、ミュージカル、映画、そして家族や友人との時間を楽しむことにも情熱を持っている。

松浦彩菜
ピラティス講師6歳からクラシックバレエを学ぶ。国際基督教大学教養学部卒後渡英。University of Surrey Roehampton, Dance Department にて1年間修了。Laban、Professional Dance Diploma Course 修了。ロンドンのGloucester Roadにある Kelly Lynne Goulonのピラティススタジオ(現在Chiswickに移 転)にてPilates Foundation UK、 Comprehensive Course を日本人で初めて修了、資格取得。イギリス南西部PenzanceのYoga FarmにてElizabeth Connollyの元でAshtanga Yoga Primary をYoga Allianceにて資格取得。産前産後のためのピラティスをRachel Swindleに師事、Prenatal and Postnatal Pilates Course 修了。ヨガ、ピラティス、ジャイロをSuzanne Lahusenに師事、リハビリのためのピラティスをTony Kosokoに師事。
帰国後ピラティススタジオにて勤務 現在フリーでピラティス、ヨガを教える。AODT (Association of Dance Teachers) にてFrancis Weytsに師事。
下北カイロプラクティックラボの六車先生に師事。

真柴久美子
ピアニスト愛知県出身。国立音楽大学ピアノ教育専修卒業。
犬塚裕加里、故岡田隆郎の各氏に師事。大学卒業後、愛知県内でバレエピアニストとして活動し、クラスレッスン、ワークショップなどで演奏、豊橋バレエフェスティバルにピアニストとして出演。また、ブライダルでの演奏や、合唱の伴奏も務める。